ほっしーのおひとり様を楽しむブログ

おひとり様でも楽しく元気に! ひとりでも楽しめることや、家族のこと、介護職の経験談など、思うことを何でも書いています

自立から看取りまで、安心して過ごせる「複合介護施設」

私の勤める「地域密着型特別養護老人ホーム」は 29名定員の

小さな家庭的な老人ホームです。

同じ建物の中には、「サービス付き高齢者住宅」「小規模多機能型居宅介護」

が併設されていて、比較的お元気で見守りだけで自立されている方から、

介護が必要で終末期になる方まで、建物内の移動のみで住むことが出来ます

サービス付き高齢者住宅とは

60歳以上の高齢者(60歳以下でも介護認定を受けた方は可)を対象にした

施設で、日常のある程度のことは出来るけれど、一人暮らしが心配な方などが、

スタッフによる「安否確認」と「生活相談」のサービスを受けながら、自宅のように

自由に外出も出来る賃貸住宅です。食事の提供や入浴も可能です。

介護が必要になったら、訪問介護サービスを契約していろいろな介護サービスを

利用することが出来ます(介護保険利用)

 

小規模多機能型居宅介護とは

通い(デイサービス)・訪問・宿泊 の3つのサービスを提供し、月額定額制で

利用できる保険サービスです。

 

サービス付き高齢者住宅に入られている方は、ほとんどの方が、この

同じ建物内の「小規模多機能型居宅介護」の契約もされ、日中はデイサービス

を利用したり、介護保険を利用したいろいろなサービスを受けています。

もちろん、ここに住んでおられない方も、週に何度かデイサービスに来られたり、

泊り(ショートステイ)を利用されています。

スタッフが自宅に訪問して、介護サービスを行うことも出来ます。

 

地域密着型特別養護老人ホームとは

建物のある同じ市内に住民票がある「要介護3」以上の介護が必要な老人が

入ることが出来ます。

 

私が勤める地域密着型特別養護老人ホームでは、看取りまで行っているので、

建物内で、自立から介護が必要になり、寝たきりになっても、認知症に

なっても、施設を変わったりせず、最後まで馴染みのスタッフが関り続ける

ことが出来ます。

 

 

看取り期になれば、コロナ禍でも家族の方には居室に入って過ごして頂ける

ように配慮します。

もちろん「病院でしっかり延命治療を受けさせたい」と家族様が望まれれば

病院に入院して頂きます。

「ここで最後は看取りたい」と仰る家族様のためには、家族様と施設の

主治医や看護師、相談員、ケアマネや担当スタッフなどが何度か集まり

「この方にどういう支援ができるか」「家族はどういうことを望むのか」

等を話し合い「終末期ケアプラン」を作成してスタッフ全員で取り組みます。

 

以前看取りが立て続けに続いた時に、書いた記事です

      ↓

www.hossiy26.com

 

今月も2名 看取りました。

次はその時のことを書いてみたいと思います。