介護士としていろいろな施設で仕事をしてきた。
今は病院で看護助手として働いている。
介護の技術が役に立つことも多いが、なかなか大変である。
患者を動かすにもいろいろな管がつながっているので、慎重に対応しなくてはならな
く、看護師でないとしてはいけないこともあるので、いちいち担当看護師を呼びに
いかなくてはならない。面倒だ・・・(^^;)
でも段々慣れてきて「介護経験者」ということで頼りにされるようになってきた。
「わあ今日○○さん来てくれた良かった~」と看護師さんに言われたり、
勤務20年のベテラン看護助手さんから「あんたの顔見たらホッとするわ」と
言ってもらえるようになった。
嬉しいけど・・・たまに(何でもかんでも私に頼むなぁ)とイラつくこともある💦
日勤の仕事にも慣れたので「遅出」出勤もするようになった(11:30~20:00)
そして「夜勤はしてくれないんですかー?」と言われ・・・
しません! と即答 (笑)
夜勤の大変さは知っているからね。
特別養護老人ホームと老人保健施設で、夜勤はしていた。
そのころは子供も3人抱えていたので、お金のために頑張っていた。
介護士の給料って安いからね、、、夜勤してなんぼ の世界
40後半から介護の仕事を始めた私は、夜勤はけっこうきつかった。
介護も看護も夜勤の時間帯は、基本2日分がセットになっている。
夜勤の拘束時間(基本)
例えば日勤8時間のところだと 8時間+8時間 休憩(仮眠時間)2時間
拘束時間18時間である。(準夜勤など短時間を採用しているところもあるが)
仮眠時間はあるものの何か問題が発生すれば(急変や事故)休みことができず、
18時間働くことになる!
還暦を過ぎたおばさんはもうできません。起きてるだけでしんどい。
寿命が縮まる!!
面白い面もあったけど、、特に特別養護老人ホームでの夜勤は大変だった。
夜勤は、恐い。 いろんな意味で・・・(特養編)
40人の入居者さんを、たった二人で、見守った。
特養は夜間看護師もいないので、具合の悪い方がおられる時は不安だ。
こまめに様子を見に行って、容体が悪化すれば、いろんな処置や、最悪、
救急搬送の判断をしなくちゃならない。
夜中でも起きて、徘徊する人もいて、転んでケガ・・って場合もあるし。
もひとつ恐いこと・・・
ここは病院ではないので、ここで亡くなる方は、あまりおられないんですが、、、
それでも、やっぱり夜中、一人でいると、なんかこわ〜い感じで、ゾッとす
るようなことも・・・
★夜間にお坊さんが!!?
部屋でうなされて大声を出しているかたのところへ行き
「どうしましたか?」と、声を掛けると、
「お坊さんがそこに立ってる。。私を迎えにきた!」 と言われた!
思わずあたりを見回して、鳥肌立ってしまうが、認知症の進んだかたは、
いろんな幻覚や、幻聴が現れることがある。
わかってはいるのですが、やっぱゾッとする・・・
「大丈夫!帰ってもらったからね!まだまだお迎えは早いですよ〜」
と、なだめます。
★ベッドの下に子供が~!!?
なかなか眠れないという方からコールあり。
「ベッドの下に子供が隠れてるねん。下からドンドンってベット叩くから
うるそうて寝られへん!なんとかしてえや。。」って言われた。
ひぇ〜〜!!やめて〜や!!ってこっちが言いたい!
一応探すふりをして 「もういませんよ〜大丈夫!」と、寝て頂く。。
★「火事だー」と叫ぶおばあちゃん!!
また他の部屋からコールあり。 行ってみると。
「火事や〜〜! 早よみな起こさな、大変なことになる」と言われる。
「夢ですよ、ほら見て!」と、周りをしっかり見てもらい、ベッドに誘導・・・
いろいろあったな~(^^;)
そのうち慣れて、笑い話にしてけっこう楽しめるようになったが。。。
恐がりや、霊感の強い人って、大変だろな・・・・
★夜勤明けハイ
でも、何事もなく夜勤が終わった時の解放感は素晴らかった!
「あ~終わった!頑張った~」「さあ帰って何食べよかな?」って・・・
ルンルン 急に元気出る(^^)/
そして、美味しいもの食べて数時間眠って、夜に友達と集まり遊ぶ(^^♪
(次の日は休みだから)
なんてことも出来たけど・・・ もう無理だ💦
よく頑張った私(自画自賛)(^_-)-☆
夜勤はもう卒業だ!