介護のお話について
こんにちは 介護のお話が続きます。
介護についての話は尽きないので、別ブログを立ち上げようとも想ってたけど、2つの
ブログを運営するなんて、私には出来そうになく・・・
(一つでもなかなか更新できないし、、、)
結局、おひとり様を楽しむブログ内で、時々介護話もさせて頂くことにしました。
雑記ブログになり、SEO対策もあったもんじゃないけど、まあいいか・・・
私は私の書きたいことを書くことにしました。
かわいい認知症
前回認知症の困った行動の例を書きましたが、認知症になっても、物忘れはあるものの
穏やかな性格は変わらず、かわいいお婆ちゃんもたくさんおられます。
老健で働いていた頃の可愛いお婆ちゃんを思い出しました。
Sさん90台前半のおばあちゃん
常時車椅子で過ごされていますが、一日の大半を眠った状態で過ごされています。
高齢になるとだんだん睡眠が浅く、長くなるようで、日中でもウトウト傾眠されている
かたが多いです。
Sさん 食事中でも傾眠状態の日が多く
「Sさん起きて〜!」「お口開けて〜!」と声を掛けながらの食事介助になります。
手は動くので自分でたべられるはずなのですが、食べる気力があまりなく、ほとんどス
タッフの介助になります。
たま〜に パッチリ目を開けて、自分でスプーンを持って食べられるときもあります。
「あ〜今日はしっかり起きてはるわ!頑張って食べててね」
と安心して他の方の介助をしていると、、しばらくしたら・・・
「あ!また寝てる〜〜(-_-;)」
「Sさん!目を開けて〜」と言うと、、口が開く(^^;)
んで また介助・・これの繰り返し。
目は閉じてても、声は聞こえてる時もあり・・・
ある日1人のスタッフが 「今日お弁当わすれたわぁ〜」と話してたら。
Sさんが急に目を開けて
「あほやなぁ〜 何してんの」「これ食べなさい!」と言って自分の食事を指差す^^ (爆笑^^)
「ありがとう〜〜でもそれはSさんのやから、ちゃんと食べなきゃ〜だめですぅ〜(^^;)
やさしいSさんです。
時間をかけてやっと食べ終えて、、しばらくしてから「美味しかったですか?」と聞く
と・・
「・・・なに? なんも食べてへん」 ガクっ!(-_-;)
あんな一生懸命介助したのに・・・でもかわいいから許す^^
おやつやお茶の時間もほとんど介助
なかなかお茶も飲んでくれないので大変です。
Sさんまた目を閉じたままなので、声かけながら介助していたとき、別のスタッフとちょっとおしゃべり・・
「さっき Aさんに引っかかれたわ〜 これみて!」とつい言ってしまった。
すると今まで眠っていたようなSさんが カっ!と目を開けて
「だれや!!そんなひどいことするんは!」
わ・・びっくり!
「そうやろ〜痛いよう・・」と甘えて言ってみた^^;
「かわいそうに。。。おばあちゃんが叱ったる!」
おばあちゃ〜ん!!!とほんとに甘えたくなってきます^^
認知症で攻撃的になる人もいるけれど、こんなに癒し系のおばあちゃんもおられるのです。
夜間のオムツ交換でも嫌がって抵抗する人も多いけれど、このSさんは、そんな場でも
とっても素直。
「横向いてくれますか〜?」
「はいよ こうか〜? これでよいか〜?」
「ありがとう じゃ今度こっちー」
「こうか〜? あんたの好きなようにしぃ だいじょうぶかぁ」と、、とっても協力的です。
Sさんのことは皆大好きで、「Sさんファン倶楽部」の会員になるわ!とまで言い出す人
が出るほど^^
私も会員になろう〜 (ってその後 ファン倶楽部が出来たって話は聞きませんが…)
認知症にはなりたくないですが、、、なるならこんなかわいい認知症になってかわいが
られたいですね。
どうしたら可愛く歳をとれるのだろう、ほとんどの方は歳をとると頑固になり、攻撃
的になる方が多いように思うけど。
日々感謝を忘れず、穏やかに過ごすことが出来ればいのかな?
その人に関わる人、環境によることも多いでしょう。
前回の「つぶやき」で書いたように、
認知症の方は関わり方でずいぶん変わるのです。
ある介護士の素晴らしいコメントを思い出しました。
認知症の方のお世話をしていると自分が試されているのかと思うことがあります。
人生の先輩たちは、なかなか手強いです(笑)
次の世代を鍛えることを最後の仕事にして頑張ってくれてますね。
いいこと言う・・・同感です!